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いのちの響き 3 [ガイアシンフォニー]

12/3に千葉で行われる地球交響曲第五番上映会のタイトルは
主催のasamiさんがつけてくれたものです。
実はこの「いのちの響き」という言葉には、あるシンクロニシティが
ありました。

お産の世界をモノクロームでずっと撮り続けていた私に
1999年、ある仕事が舞い込みました。
医学書院が発行する助産師の専門雑誌「助産雑誌」
(当時は名称が助産婦雑誌でした)に写真とエッセイの連載を依頼されたのです。
その巻頭のグラフページは、いつかやれたらいいなとずっと思っていましたので
すごくうれしかった。。
そして、ベテラン編集者のTさんと二人で懸命に考えて付けたのが
「いのちの響き」というタイトルでした。

撮りためた写真の中から毎号、写真を丁寧に選び、
その時の情景を振り返りながら文を書く。
自分が一番やりたい仕事であり、気合いも充分でした。
感じたこと、伝えたいことを素直に書き綴り、連載は三年間で35回続きました。
おかげで今でも写真を覚えてくれている全国各地の助産師さん方に、
声をかけていただく事があるのです。
時々この連載を読み直すと、なんだか自分の原点に還るような気がします。

2003年 夏の終わりに龍村仁監督から「地球交響曲第五番」出産シーンの
撮影依頼があり、少し悩んだ末にお受けしました。
そして、その後しばらくして龍村監督のご著書に「いのちの響 生命交響楽」というものが
あるのを知ったのでした。
その本は監督がオンザロード時代に手がけられたTBSのTV番組
「いのちの響」の出演者の言葉をまとめたられたものでした。

2006年 初夏  一通の手紙が届きました。
「ガイアシンフォニー第五番の上映会をします。雅子さんの講演と写真展を
お願いできませんか」。
たった一枚の写真を見て涙してくれ、想いをかたちにしようと動き始めたasamiさんが
このイベントに「いのちの響き」と名付けてくれたのでした。


Ancient love [ガイアシンフォニー]


世の中にloveという言葉がついた名曲はたくさんありますが
この曲も聴けば聴くほど、ずんずんと引き込まれる曲です、、、

ところが、アルバムの一番最後に収録されたこの11分7秒の長い楽曲の
すごさにうかつにも気づいてはいなかったのでした。。

アルバム名は『Rise』 そしてアーチストはAnoushka Shankar
地球交響曲第六番の出演者ラヴィ・シャンカールの娘で
映画にも共に出演しています。
その魅力的なことといったら、、まさにインドの女神。。
可憐さと妖艶さとをあわせ持ちユーモアや知性も光る
眩しいとしかいいようがない、アヌーシュカ・シャンカールの曲が
数曲六番に流れていました。。

「あ〜この曲はいったい誰の曲なんだろう。」思いあまって事務所に問い合わせたら
助監督のTさんがアヌーシュカの曲ですよと教えて下さって。。
そう、インドロケの折に、いただいていて聴いていたのにすっかり忘れていました。
何ともいえない、ゆらぎのシタール、物悲しいような、胸しめつけるような
果てしない大地を脈々と流れる聖なるガンガーのイメージが広がってゆく。

Ancient love ・・・母なるいのちの河  
 いにしえの愛  


地球交響曲第六番 完成披露試写会 [ガイアシンフォニー]

23日、新宿の紀伊國屋サザンシアターにて昼と夜の2回
六番の完成披露試写会が行われました。
これは「共に奏でる仲間たち」のみなさんや自主上映関係者、マスコミや監督の
交友関係の方々やスポンサー関係の方などへのお披露目で、
私は記録撮影の仕事が入ったので昼・夜の2回とも見てしまいました。。

開場前から長い列ができ、みなさん待ちに待った表情で並んでいらっしゃいました。
監督もゆかりさんも晴れやかな表情でお客様を迎えていらっしゃいました。
あちこちでお会いしたガイアファンのみなさんがお揃いのTシャツ姿で
テキパキとお手伝いをされています。(みなさまご苦労様でした)

とうとう完成したのですネ。

お昼の部では監督の舞台挨拶の他に四番の出演者ジェームズ・ラブロック博士、
ナレーションを毎回担当されている榎木孝明氏がお祝いを述べられ
そして、五番の試写会でもそうでしたが、高円宮妃殿下も舞台に上がられました。

それから、なんと映画の上映後には虚空の音に出演の奈良裕之さん、KNOBさん、雲龍さん
長屋和哉さんの4人が揃って即興演奏を披露して下さったのでした。
なんてすばらしい。。。

映画はもちろん、Beautifulで壮大で、心とからだに響き渡る、すごさがありました。
今ゆっくりと噛みしめています。

これから、全国各地で試写会が行われ、来春いよいよ東京都写真美術館ホールにて
ロードショーが決まったそうです。
1〜5番のDVD-BOXの通常版も発売が開始されます。
地球交響曲公式サイト、ブログを要チェックでお見逃しなく。





いのちの響き [ガイアシンフォニー]

12月3日(日)、千葉の木更津市で地球交響曲第五番の上映会があります。
少し早いのですが、大好きな五番をたくさんの方に見ていただきたいと思い
お知らせいたします。
実はこの上映会、時々コメントを書いてくれるお友達のasamiさんが
主催者なのです。
うれしいことに私のお話しとミニ写真展も併せて企画してくれました。
asamiさんとの出会いは昨年、私が茨城にお産の撮影に呼ばれて行ったことが
きっかけでした。長くなるので詳しくは書けませんが、いろんな方との出会いが
巡りめぐって、繋がったのでした。
asamiさんはその後、茨城で6月にあった「いのちを奏でる」というトーク&ライブの
イベントに来てくれて、さらに親交が深まったのでした。

今回彼女が意を決して、上映会をやろうとする思いーー
自分自身への気づきや勇気。いのちに対する純粋な念がすごく伝わってきます。
もしもお時間がありましたら、ぜひご参加下さい。
そして、どうぞお友達にも紹介して下さいませ。(以下 チラシより 抜粋 転送可)
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いのちの響き   地球交響曲第五番上映会&宮崎雅子講演会・ミニ写真展

2006年6月。
あるイベントで1枚の写真を見た途端、涙があふれてとまらなくなりました。
自分が生まれてきたこと。今こうしてここにいること。
そんな当たり前で大切なことを、じっくりと感じてみる機会をその写真からもらったようでした。
言葉では上手に表せないけれど、感じたことを誰かに伝えたくて…
そこで、≪全ての存在は繋がっている≫という視点から
「誕生と死」をテーマとする『地球交響曲 第5番』の上映をすることに決めました。
                                         
当日は『地球交響曲第5番』で出産シーンを撮影された宮崎雅子さんをお迎えして、
講演会と、宮崎さんが撮影された出産シーンやかわいいこどもたちの写真を展示し、
ミニ写真展を開きます。
今、お母さんをしている人。もうじきお母さんになろうとしている人。
そして、いつかの未来にお母さんになる人たちにも…
親子で、ご夫婦で、ご家族みなさんで いのちの“音”を見て、聞いて、感じてください。

平成 18年 12月 3日(日) 会場:かずさアカデミアホール・メインホール
開場 11:45  開演 12:15
料金 前売券:大人 1,800円  中・高校生 1,300円
当日券:大人 2,500円  中・高校生 2,000円
◆お問合せ&チケット予約◆主催:sound of life 小原麻美(おばらあさみ)
mail:sound_of_life_123@yahoo.co.jp  Tel:090-7735-5250(土日祝のみ)


祝・完成! 地球交響曲第六番 [ガイアシンフォニー]

地球交響曲第六番がついに完成したもようです。。

先日ニュースレターが届き、六番制作の裏話などを
読ませていただきました。
撮影にいたるまでの出演者とのいろんな出会いのドラマや
心温まるエピソードなど、濃密で興味深い内容がたくさん描かれていました。

今回もスチールでいくつかの撮影に参加させていただき、
言葉には言い表せないほどの、目には見えない何かを
いただいた気がします。

胸の奥底に静かに、それは横たわり
指標のように私を導いてくれるのです。


艶暦 つやごよみ [ガイアシンフォニー]

花王antuプロジェクトによる『艶暦』という本が工作舎から発行されていますが
この中に地球交響曲第五番に出演された石垣昭子さんのインタビューが
載っています。

艶びとクローズアップというページで
「女性の手仕事は精神の営み」ーという素敵なタイトルがついています。

antuプロジェクトは成熟した女性のための
選りすぐりの情報提供とサポート活動を展開しているそうですが
興味をお持ちの方はぜひ本屋さんでチェックしてみて下さいね。
(大きな書店にしか置いていないかもしれません。)
石垣さんのページは4ページですが、他に日々の暮らしに役立ちそうな
記事も満載です。

ガイアの撮影で撮った私の写真(ポストカードに使用したもの)も
2点掲載されています。。


ガイアの仕事・インド5 [ガイアシンフォニー]

久々にガイアのスチール日記を書いてみたいと思います。

地球交響曲DVDを購入された方は、その中の特典映像盤に入っている
次回作六番の予告編を見られたことと思います。
インドロケの間、制作の西島さんや助監督の谷さんが撮影現場のメーキング映像用に
時折小さなムービーカメラを回していました。
そのカメラは五番の誕生編で私も使った例のカメラでした。


ラビ・シャンカール氏の撮影が無事に終わり、デリーから次の撮影地である
リシケシに向かう途中にアクシデントは起こりました。
私たちクルーを乗せたマイクロバスが故障してしまったのです。

運転手さんと助手さんが車の下にもぐったり、あれこれと調べています。
何か部品を変えなくてはならない様子、、、
近くの自動車修理屋に行き、部品があるかどうか聞いたり、あれこれと奮闘中。
さあどうなることか。


その時監督は助監督の谷さんに静かに言いました。
「俺はちょっと横になっているから」
黒いサングラスをかけて監督は草むらの中のある場所へと向かって行きました。
私は思わずバスに戻り、「貸して」とムービーカメラを手に監督を追いかけました。

1時間ほどのち、バスは修理を終え無事リシケシに向かって走り出しました。
メーキング映像ラストシーンのちょっとした裏話でした。。


ガイアの仕事 六番「虚空の音」3 [ガイアシンフォニー]

今日、郵便物に目を通していると、美しい墨書きの封筒が目にとまりました。
裏を見ると差出人名はなく、やはり墨で優しいお顔がさらりと描かれていました。。
「あれ、もしかして、これ、、、」
「ああ、やっぱり、そうだ。」
封書の中身は奈良裕之さんの東京でのコンサートのお知らせでした。

3月8〜10日に北海道の釧路に「虚空の音」編の撮影に同行したことは
以前書きましたが、その時撮影したのが奈良裕之(ならゆうじ)さんだったのです。

ガイアの関係者にはよく知られている奈良さんですが、私は初対面でした。
ちょうど東京にお仕事でいらしていたらしく、8日 羽田空港から奈良さんも
クルーと一緒に釧路に向かいました。
カウンターの前にたたずむ黒いコートに長い髪をたらしたその後ろ姿は
独特の個性をかもし出していました。

世界の民族音楽による即興演奏をライフワークとして、日本をはじめ世界各地で
行っている奈良さんは、今回の六番の撮影で二種類の楽器を奏でられました。
それはそれは、スピリチュアルな涙が出るほど心に響く音霊で、、。

その風貌に近寄りがたいものを感じるかといえば全くそうでなく、暖かでお優しく
しなやかでいて、強靱なパワーをひしひしと感じたのでした。
奈良さんは音楽だけでなく、書や写真の才能もある方で、個展も時折開かれているとか。
いただいた、「天」という字の書を大切に我が玄関に飾っています。

東京でのコンサートは6月11日(日)経堂のmame de cafe(マメ デ カフェ)
6月17日(土)三鷹の沙羅舎B1
詳細は奈良裕之さんオフィシャル ファン サイトのコンサート情報ページより
http://blog.livedoor.jp/otodam/
奈良さんの音霊の世界、感じてみたいです。
11日にお産が入らなければ行ってみたいな。


榎木孝明さん [ガイアシンフォニー]

前にちょっと書きましたが、地球交響曲DVDの制作スタッフお祝いの会に
お誘いいただき、そこで、ナレーションを担当されている
榎木孝明さんにお会いしました。
私の席が監督の前で、そのお隣に座られたので運良く
少しお話しさせていただきました。。
監督いわく榎木さんはお釈迦様顔だそうです。
端正な目鼻立ち、がっちりしたお身体は古武道で鍛えられたそうで
俳優、画家以外にもいろんな分野でご活躍のようです。

ナレーションのお仕事では「感情を込めすぎるとよくないんです」と。
5番のパンフレットには
『言葉が持つ意味を正確に発音できた時、その声はあたかも宇宙に響く
かのような共鳴をします。
映画はナレ−ション一つで良くも悪くもなってしまいます。・・』
と、榎木さんの言葉が書かれていました。

声という、その神秘な世界。
耳に届くその声に込められた想い。
時に、映像を遥かに超えた魂の存在を感じさせてくれる気がします。

最新作『アダン』http://www.adan-movie.net/intro/index.html
では奄美大島に生きた孤高の日本画家 田中一村を
演じられたとか。すごくいい映画のようで楽しみです。
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< 田中一村>  明治41年(1908)、栃木県に生まれました。
18歳のときには、東京美術学校(現在の東京芸術大学)日本画科に入学
するなど、将来を嘱望されながらも、病気や生活苦の中で中央画壇とは
一線を画し、清貧の中で画業に励みました。 
昭和33年、50歳の時に南の島々の自然に魅せられ、奄美大島に移り住み、
大島紬の工場などで働きながら、衣食住を切り詰め、不遇とも言える生活
の中で奄美を描き続け、昭和52年(1977)69歳でその生涯を終えました。




祝・「地球交響曲」DVD-BOX完成! [ガイアシンフォニー]

21日に「地球交響曲」のDVD-BOXが無事発売され、南青山にてお披露目がありました。

とっても美しいデザインで凝った作りですよ〜。
昨日今日と、日本全国で感動の嵐が巻き起こっているのではないでしょうか。
監督、ゆかりさん、制作スタッフのみなさまお疲れ様でした。

完成への険しい道のりについては地球交響曲ブログ http://jtatsumura.exblog.jp/
に細かに綴られています。
そして、添えられた監督からのメッセージ
「・・DVD化の実現もまた、多くの人々の“想像力”の賜であった・・」
との言葉にああそうなんだと胸が熱くなりました。

なんと今回のBOXには映像特典として、監督のリシケシでのインタビューと
六番の予告編が入っています。
赤平カメラマンの素晴らしい映像が映画完成より一足先に見れてラッキーですよ〜。
限定数の販売のみだそうで、そう遠くないうちに完売してしまうかもしれないそうです。


ガイアの仕事 六番「虚空の音」2 [ガイアシンフォニー]

8日から2泊3日で釧路の鶴居村へと出かけてきました。
アメリカ アイダホ州のケリー・ヨストさん(ピアニスト)、
インド デリーのラビ・シャンカールさん(シタール奏者)に続き、
六番では3回目のスチール同行です。
今回は短い日程でしたが内容はすごく濃くて、かなり心揺さぶられるロケでした。

3月の釧路湿原はまだ深い雪に覆われ、人がめったに踏み込むことのない、
野生の自然がもっとも保存されているという、キラコタン岬へとクルーは向かいました。

さて、この章には4人の音楽家たちが、それぞれ ゆかりの地 大いなる大自然の懐で、
音の伝道師の役割で登場されるそうです。(詳細はガイアシンフォニー公式サイトで)
皆さん、龍村仁監督やガイアシンフォニーに深く関わっていらっしゃるそうで、
そういう点ではきっと楽しみな方も多いと思います。

鶴居村でのガイド役の安藤さんは北海道アウトドアガイドとして活躍されている方で
ヒッコリーウインド http://www.aloha.or.jp/hickory/
というペンションのオーナーでもあり、ミュージシャン、アクセサリー作家と
様々な顔をもつとても暖かでステキな方でした。
監督とこの章の出演者Nさん(もうおわかりの方もきっといらっしゃいますね)
そして私がこちらの宿に宿泊いたしました(ラッキー)。
新鮮な素材をたっぷりと使った、そして手間ひまかけたことがすぐにわかる、
奥様の美味しいお料理には大感激。朝は安藤さんが仕込んだしょうが入りおかゆ。。
(添えられた具材もかなり凝っていました)
そして、撮影が終わった夜は、監督とNさん、安藤さんの中身の濃〜いおしゃべりに
傍らで耳を傾けて贅沢な時間を過ごしたのでした。(続く)


キラコタン岬の小高い山から素晴らしい湿原の風景が一望できた。
近くには熊が毎年冬眠する場所があるそうな、、そろそろ目覚めの頃で
私たちの声を聴いていますよと、安藤さん。


ガイアの仕事 六番「虚空の音」 [ガイアシンフォニー]

先週、ガイアのオールスタッフ・ミーティングがありました。
残る「虚空の音」の章の撮影打ち合わせです。

地球交響曲のサイトがリニューアルし、六番のコンセプトや出演者もすでに
公開されていますが、数カ月前は全くの未知数だったという「虚空の音」の
章がいよいよ撮影スタートの模様です。

そのスタートの一部に同行できることになり、
大急ぎで準備にとりかかっています。

撮影は北から始まります。
雪対策、防寒具、機材を念入りにチェックして、、。

龍村監督いわく
 —「音を観て、光を聴く」旅、それが「地球交響曲第六番」の旅です。—

大自然のなかで、どんな映像と音が姿を現すのでしょうか。


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