SSブログ
ガイアシンフォニー ブログトップ
- | 次の12件

インド4・布を纏う [ガイアシンフォニー]

サリーに代表されるインドの布衣。
特に女性たちはみな布を美しく纏っていました。
綿、ウール、シルク、、色鮮やかに染められた様々な素材の布たち。
映画『ガンジー』の中でガンジーが糸車で綿糸を紡ぐシーンは有名ですが
インドの力強く優しい布は世界中の女性たちを魅了し、
繊細な織りや刺繍はインド人の手仕事の見事さを物語っています。

インドのマダムと記念撮影 VEの千葉さんなんだか嬉しそう

 右の2点は自分用に買ったもの 茶のパシュミナ×シルクのストールはしっとり滑らかな手触り
              紫色のラムウールのブランケットは軽くてとても暖かです


デリーの街中&照明さん(インド3) [ガイアシンフォニー]

デリーの雑踏を撮影中、お兄さんたちがじっとこちらを見ています。
インド人にとって日本人の顔はどんな風に映っているのでしょうか。
バスの中で窓の外を眺めていても、あちこちの人から「お〜」
という顔で見られます。遠くにいる人からも。(インド人は目がいいのでしょうか)
だから移動中もちっとも退屈しませんでした。


下はラビ・シャンカールさん宅に到着したインドの照明屋さんのバスとスタッフさん
大勢で来ていました。
アシスタントの吉田君はすっかり仲良しになっていました。


マサラチャイ(インド2) [ガイアシンフォニー]

インド撮影中によく飲んだのがチャイ。
とても美味しかったので数種類の紅茶と共にマサラチャイもお土産に
買って帰りました。
このマサラチャイは大当たり。すごく香りがよくて美味しいのです。。
アッサムティーにインディアン スパイス(カルダモン シナモン ジンジャー
クローブ ブラックペッパー)が絶妙な割り合いでブレンドされています。
お湯に茶葉を入れ少し煮てからミルクをたっぷり加えて弱火でコトコト数分。
ほんのりと甘くして飲むと、とてもリラックスでき身体がポカポカ。。。

リシケシの街でガンジス河撮影中にチャイとゆで卵で休憩

スラッシュさん御用達の紅茶専門店で買ったマサラチャイ


インドへ [ガイアシンフォニー]

今、成田へ向かう途中です。ガイアの撮影のためデリーへ向けて出発します。どんな撮影になるのか、、帰ったらまたご報告しますね。行ってきます。


nice!(0)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

ガイアの仕事2 ファーストショット [ガイアシンフォニー]

撮影は到着の日の翌朝から始まりました。
カメラマンは今までガイアの多くの撮影を担当されている赤平勉さん。
3番の星野道夫編、4番すべて、5番では石垣昭子編と誕生シーン以外の
すべてを撮った方です。(もちろんその他もたくさん)
5番で何度かご一緒してうわ〜すごい方と思ってはいましたが、
今回はファーストシーンからもうノックアウトでした。
事前に出演者の資料や映画のコンセプトなどいただき、どんなものを創りたいか
どんな映像を撮りたいかなど、監督から直接お聞きしているものの 
いざ出演者のご自宅で撮影がスタートすると、頭の中は真っ白です。
すてきなインテリアやお庭に見とれている間に、赤平カメラマンはすでに眼光鋭く
カメラの位置を決め、ライティングを助手に指示し、VEの千葉さんとやりとりしながら
撮影を開始しました。
「まわりました」その言葉に静かな緊張が流れます。
ちょっとの合間にカメラを覗かせていただくと、
そこには息をのむほど美しい映像がありました。
私など思いもつかない、見事なファーストショットでした。
監督も満足げに、そのシーンをどう使うかなどを赤平さんに語りかけます。

まさに動物とみんなが口を揃えていう、
赤平さんの鍛えられ研ぎすまされた感性を垣間見た気がしました。

アイダホの壮大な風景の前で


ガイアの仕事1 アクシデント [ガイアシンフォニー]


サンフランシスコへ到着すると厳しい入国審査に時間がかかり
予定していた国内線乗り継ぎの飛行機に乗れないことになりました。
それで、空席待ちで2便に別れてボイジーに向かいました。
50人乗りの小さな飛行機で、偶然にも私の席は監督のお隣でした。
監督はあるCDを聴きながら何か書き物をされていました。
このスナップを撮った直後、小さなアクシデントが起こりました。
男の乗客が突然、スチュワートに掴みかかったのです。
私は一瞬「テロ!?」と青ざめました。
同じ日にブッシュ大統領がボイジーを訪問していました。
「か、かんとく、、」私は情けない声でつぶやき、斜前の座席での出来事を
ハラハラしながらうかがっていました。
すぐに数人の屈強な男性達が立ち上がり男をなだめて大事には至りませんでした。
飛行機は無事に着陸し、男はすぐさま警官に連行されて行ったのでした。


地球交響曲「第六番」がクランクインされました! [ガイアシンフォニー]

ガイアシンフォニー公式サイトでも発表がありましたが、いよいよ「六番」がクランクインされ、なんとうれしいことに私にもまたスチール撮影のお声がかかりました。
行ってきました〜〜、アメリカのアイダホ州。
22日に成田を出発しサンフランシスコからボイジーへ。
撮影の旅が始まりました。
広大な風景、美しい映像が目の前に広がります。
いろいろと書きたいことは山のようにあるのですが、まずはご報告まで。
海外での撮影の大変さは想像以上のもの、ただただ圧倒されるばかりでした。
みんな日焼けして真っ黒。私も多分、最近稀に見る日焼け顔です。
30日に助監督の高柳さんと先に帰国しましたが、監督以下撮影クルーは今も撮影が続いています。
どんな映像が撮れているのか楽しみですね。
ワクワク、ドキドキ。
私もご報告できそうなことは、少しずつ載せていきますね。


泊まったロッジの前で


地球交響曲第五番サウンドトラック続編 [ガイアシンフォニー]

サダコと千羽鶴がまたいいんです。ラッセル・シュワイカート氏が訪ねた広島の原爆記念館でのシーン。ナンシー婦人が「子育てしている時、いつもサダコのことを思っていた」と。本人も声をつまらせるけど、見ている方もつられて目が潤んでしまう。
子どもたちのコーラスは青空のように明るく澄んでいる。なのに、現実には佐世保の小学生のような残酷な事件が起きてしまう。こどもたちの世界で一体なにが起きているのか。生まれたばかりの赤ちゃんはあんなにも無垢なのに。やっぱり大人のせいですね。しっかり生きなくては。

さて、地球交響曲から脱線するのですが、最近またよく聴くCDでスイスのミッドワイフたちが歌うBirthというアルバム、大人の女性達のコーラスなんだけど、なにゆえかハートを揺さぶられる。
一人一人の声が重なりあい響く時、そこには何が生まれるのだろうか。ボーイズ・エアー・クワイアといい、サダコのコーラス隊といい、私はめっきりコーラスに弱い。
人は昔から、歌を歌ってきた。祭りの時に歌と踊りで神に感謝し、祈りを捧げた。今、日本から農業や漁業が消え、祭りが失われかけている。歌を歌うことの貴さを子ども達は大人から学んでいるだろうか。祭りの唄はいい。人から人へ、歌は歌い継がれ、心に刻まれる。節祭のミリク節やフダチミの唄、あのもの悲しいような節回しは人を優しく包む。
あっまた、どこからか金星さんの三線と唄が聴こえてきた、、。
八重山の唄は本当に心地よい音色です。


地球交響曲第五番サウンドトラック [ガイアシンフォニー]

写真展の準備に一月ほどかかってしまい、暗室作業が山のように溜まってしまった。
で、今日は暗室。いつものようにお気に入りのCDを抱えてこもっていた。
ガイアシンフォニー第五番に使われている曲はどれもステキな曲ばかり。聴くほどに胸ときめいてしまう。
4番の星ぬ子守歌に続き、エンディングはTINGARAの神々の時間。美しく、切なく、清らかな歌声はまるで女神のよう。EPOもアーヴィン・ラズロー氏のピアノもなにか超越したものを感じさせるのにとても暖かい。誕生シーンの鈴木慶江さんのアヴェ・マリア(カッチーニ)は3番のスラヴァのカッチーニとまた違った魅力で、身体の中のずっと奥底まで届きそうな、母なる祈りの歌。
何度聴いても涙が出て震えてしまう。(スラヴァの方もメチャクチャいい)
そして、中でも一番好きなのがボーイズ・エアー・クワイアの聖母マリア。
これは、人の声??と思うほどに澄んだ声は天上の声だ。神が与えたもうた聖なる声、、。
幼いころから、神に捧げるために歌い続けた人にのみ与えられた声なのだろうか。
私が感動するのは主旋律を歌う声もだが、後ろに重なる母音のヴォカリーズ(というのはおかしいか、ハーモニー、ウーンなんといえばよいのか)隊。最初は人の声と気づかなかったほどだ。それほどに洗練されている。
この曲を聴く度に懐かしさや遠い記憶が甦る感覚におそわれる。

あ〜しかし、天上世界の余韻に浸っていると、数秒後にどこからともなく金星さんの三線の音が、、。ここで現実に引き戻される感覚がまたおもしろい。
ほんとにいろいろ楽しめるCDです。(続きはまた)


写真展 [ 祝祭 ]によせて 「は じ ま り」 [ガイアシンフォニー]

「今、制作中の地球交響曲第五番の中に出産シーンを入れたい。撮影をお願いできませんか?」
 そんな話が舞い込んできたのは、2003年夏も終わりの頃でした。
 長い間お産を撮り続けているけれど、ムービーは初めてです。緊張と不安と好奇心を抱いて龍村仁監督に会いに行った時、私は大好きな藍染めの服を着ていました。
 一通りのお話をして10月末予定の出産撮影をお引き受けした後「西表島に行きませんか?」とまたもや思いもかけないお誘いを受けたのです。
3週間後、たくさんの撮影機材を載せて飛行機から船を乗り継ぎ、龍村監督以下ガイアシンフォニー撮影チームが西表島に向かいました。
 映画のスチール撮影も生まれて初めての仕事でしたから私はかなり緊張していたと思います。撮影地の紅露工房に向かう間、バスの窓を全開にし亜熱帯特有の生暖かな風と匂いを思いっきり吸い込みながら、目の前の景色を眺めていました。
 何はともあれ撮影は始まりました。緑に囲まれた工房の庭は全体が染織の仕事場のようでした。 そこに染め上がったばかりの色鮮やかな黄色の布が掛けられていました。 石垣昭子さんの布と出会った瞬間でした。
 


- | 次の12件 ガイアシンフォニー ブログトップ