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特別な夏 By ローリー・クック [ローリークック&WALTZ]

南風BARバイユーゲイトのゆうさんから、ローリーという沖縄の
アーティストの名はずいぶん前から何度も聞いていました。
でも、実はローリーさんの歌、聴いたことなかったんです。

たまたま「琉球詩歌」というCDを聴いていたら、その中に偶然
ローリーさんの曲が入っていました。
「特別な夏」
無数に積まれるさとうきびの影で
あなたはあの日を思い出してる
あれは遥か遠くでもない
てぃーだあめ降るサイパンの夏

こんなに美しい詩をのせて、のびやかで、少しハスキーな声の
歌が流れてきたとたんに、はっとしてその場にしばしたたずんでしまいました。

なんていい曲なんだろう。。

季節はちょうど夏真っ盛り。せみの鳴き声が降り注いでいます。

ローリーさん、9月にライブがあるそうですが、もう、チケット売り切れたかしら、、
ちょっと気になっています。
1985 夏 /沖縄にて


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コメント 2

ゆう

初めて『特別な夏』をライヴで聴いたときの衝撃は凄かったです。
いや、その後自分が聴きたくってどうしようもなくなり彼の東京初公演を企画して、そのライヴで聴いたときはホント金縛り状態だったことを思い出します。終わって客席を見回すと呆然と立ち尽くしている人の姿も見えました。あの時は会場で初めて聴いたという人も多かった。
この曲は嘉手苅林昌さんとローリーさんとの会話から生まれたもので、林昌さんの言葉がモチーフになっています。『琉球詩歌』にはワルツの芭蕉布も収録(これはココでしか聴けません)、琉旋を使わなくっても、三線を弾かなくってもオキナワの香りをプンプンまきちらす、メロディメイカーそしてバンドマンとしての姿が味わえる好盤となっています。(しかしぼちぼち販売終了らしいです)
唄者の方たちをはじめ沖縄の音楽人と話すと「ローリーは内地の人にはわかりにくい沖縄を歌う」という表現がよく聴かれます。A YさんやO Yさんはおっしゃってます。「音楽をやってなかったらローリーのおっかけをやってたんじゃないかな?」「ただ三線を持って、沖縄的唱法で歌ってるというやつのほうがローリーさんより沖縄をかんじさせるって、何を聴いてるんだろ?沖縄風にわかりやすくしないと内地の人には沖縄がわからない(感じられない)のかなぁ。」「どんな中途半端な沖縄系ミュージシャンよりも沖縄風の楽曲を演奏しないローリーさんの方が強烈にオキナワなのに…。俺は三線やってるけど昔から憧れてたよ」
ようは観光地的に内地の人に向けているんではなくってオキナワの町で町に向け歌っているから、「沖縄ですよー」というのは必要ない、ということか。

彼の音楽といい出会いをしてくれたようで嬉しく思います。是非一度生も体験してみて下さいね。バンドもアコースティックもどちらもスンバらしい。
青木誠さんはNHK-FMでアルバム1枚まるまる流すという昔風の暴挙にでたことがありますね(笑)それくらいハマル人はハマルのです♪
by ゆう (2006-08-18 12:42) 

みや

ゆうさん、すてきなコメントをありがとうございます。(涙)
昨日から延々と『特別な夏』を聴き続けていて、非常事態発生って感じです。
ゆうさんの熱愛っぷりは知っていましたが、
まさか自分がこんなにこの曲に捕まってしまうなんてびっくりしています。
なぜ、こんなに何度も何度も聴いてしまうのか、
それは、メロディもそうなのですが、やはり、歌詞と声なのですね。。
ラブソング?と思いきや、その詩の裏には、深い悲しみがにじんで
透けて見える。
嘉手苅林昌さんとの会話がモチーフになっているとのこと。
なんだか腑に落ちました。
さとうきび、てぃだーあめ、サイパン、、
人も牛も米も焼け、、、そんな言葉の端々から、
そう、聴こえてくるのです。何かが。
それが歌の、音楽の力なのですね。
もちろん『芭蕉布』も好きです! いろんな芭蕉布がありますけど
こんなかっこいいのは初めて。。そういえばこの芭蕉布の作詞をした方
知り合いのお父様なんです。(読んでるくれてるかな〜Sさん)

そして、自分史の中で、オキナワを歩いたある夏のことを思い出しました。
過去を振り返るのはカッコワルイことかもしれないけど
あの一瞬の夏に、再び光を当ててみようかなと。

今晩あたりバイユーに行きたい気分です。。
ローリーさんに乾杯。
by みや (2006-08-18 16:14) 

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