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大野明子先生の新刊予定 [お知らせ]

秋の日曜日。太鼓の音が聞こえ、外を御神輿が通り過ぎてゆきました。

「いのちを産む」に続き、産婦人科医大野明子先生の新刊(対談集)が
ただいま進行中です。
現在、初校のゲラが出た段階ですので完成までもう少し。
書店に並ぶのは10月末あたりか、11月初旬頃でしょうか。
私は今回も写真撮影でお手伝いさせていただきました。
「分娩台よ、さようなら」「子どもを選ばないことを選ぶ」(ともにメディカ出版)
「いのちを産む」(学研)どれも版を重ね読み継がれている息の長い本ばかり。
その中に写真を使っていただきほんとに光栄なことだと思います。

今回の本のタイトルは「お産と生きる」。
大野明子さんは杉並区で明日香医院という医院を運営され
助産師とともに自然なお産や母乳育児のお世話をされています。
自然なお産を実践するというのは、しかしながら現代の暮らしにおいて
そう簡単なことではないのです。
詳しいことは「いのちを産む」を読んでいただけると明らかです。

日々、自らのいのちを削るような過酷な一面を持つ産婦人科医という職業。
私たちは実際のところ、その仕事の深さや
どんな思いで産科医たちがお産をやっているのか、新生児医療を含む
周産期医療が今、どんな状況なのかあまり知らないと思います。
私たちにとって幸せなお産、母子が安心できて、産み育てる(生まれ育つ)
ためにはどうしたらいいのか。
この本は自然なお産がなぜいいのかを、お産とともに生きてきた産科医に
大野明子さんがインタビューしてそれをまとめたものです。
登場するのは大野先生の恩師や友人の産婦人科医たち。
2007年暮れから翌年の初夏にかけ
大野先生とともに、その方々のお仕事先を訪問いたしました。
先生がこの方にと心から望んで選ばれた方達だけあって
対談の内容はほんとに素晴らしいものでした。
私も、たんなるポートレート撮影にとどまらず、その方々の生きてこられた
年輪やにじみ出るお人柄をなんとかフィルムに焼き付けるべく
シャッターを押しました。
大野先生の意気込みと、対談相手の先生方のすさまじいほどの生きざまが
言葉になり語られる時に
その眼の奥に 手のしわの表情に 輪郭や後ろ姿に
その人自身の清らかな魂が見えたような気がして

振り返ればとてもやりがいのある仕事でした。
そして、大野先生とのおつきあいもそうですが、今回のお仕事も
自分にとっては運命なのかなと思えるような繋がりの中でやってきました。
本が出来ましたら、ぜひ買って読んで見てくださいね。
続報はまたお知らせいたします。

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コメント 4

イワモト

masakoさん、大変ごぶさたしてます!
イワモト(ちび2人+妊娠6ヶ月)です!

はい、そんなわけで、三度目の幸せ妊婦さんになってます(^^)。
予定日は1月26日です。
大野先生から、「すごーい順調よー」と言われてほくほくです。

この夏は、ちびたちを連れて、実家の周防大島に1ヶ月滞在してきました。
朝からラジオ体操、昼間はスイカ片手に海水浴(と言っても私は監視役)、
夜は花火と、田舎の素朴な夏休みを満喫してきました。

ジャムズガーデンにもおじゃまして(オーナーとは二十数年ぶりに再会!)、
ランチとブルーベリー摘みを楽しんできました。
masakoさんのように、東京でもジャムを楽しみにしている方々がいらっしゃるよ、
と話すと、大変喜んでいました。

やはり、大島の夏はよかったです。
長くなりましたが(すみません:汗)、近況などでした。

今回のブログにある新刊についてはまったく知らなかったので、
とっても嬉しくなりました!すごく楽しみです!
大野先生のお考えや、お産を取り巻く現状について、
もっともっと知りたいと思いますし、周りにも知ってもらいたいと思ってます。
なので、本という形で、またひとつその機会が増えることは、本当に嬉しいです。
そして、そこに、masakoさんの写真は欠かすことはできません。
大野先生も、どんなにかお喜びになってることでしょう。
あー、早く見たい、読みたいです!

またまた長くなりました(これが私の悪いとこです:汗汗)。

作品を産み出すということは、お産に似てるのかもしれませんね。
本当に大変なことも多いかと思いますが、私たちは待っています。
完成まで、どうかお体を大切に、大切に、頑張ってくださいね!!
ブログの更新を楽しみにしています!!
by イワモト (2009-09-15 08:36) 

masako

イワモトさん コメントありがとうございました!
最近ブログにレスがなかったので寂しかったのですが
気にとめて下さる方がいることを知り元気がでました。

1ケ月も帰省されていたんですね。
よい夏を過ごされてエネルギーを蓄えられましたね!
私も心に残る夏を過ごすことができました。
夏って、なんだか不思議な季節です。。

今回の大野先生のご著書はさらによいですよ〜
私も早く書店に並ばないかな〜とわくわくしています。
日々お忙しい中で、コツコツと積み重ねられた力作です。

それではどうぞお身体おいとい下さいね。
たまに明日香医院には出かけていますので
もしも見かけたら声をかけて下さい! チャオ。
by masako (2009-09-16 08:20) 

majima

いつも楽しみに読ませていただいています。
はじめてコメントさせていただきます、明日香医院で第一子(6歳)第2子(妊娠8か月)でお世話になっています まじま です。

先日検診の際に、先生から本の紹介があったのですが
一足先にこちらのブログで知っていたので
「知ってますよ~とっても楽しみにしているんです」とお伝えしたところ
「も~まさこちゃんたら~」と照れてお話されていました。

先生の本(もちろん宮崎さんの写真!)には、
いつもお産の感動を思い出したり、
あらためて子供をいとおしく思えたり、
いろいろあるけど、がんばろう!と思えたり、
とプレゼントがいっぱいつまっています。
今回は自分の出産とも重なるので、ますます楽しみです。
そんな舞台である明日香医院でまた産めることを幸せに思います。

明日香医院にもいらっしゃっているということなので
お会いできる機会があればうれしいです。

by majima (2009-09-18 13:12) 

masako

majimaさん、書き込んで下さってありがとうございます!
明日香医院の妊婦さんのコメントが続きうれしいです。
数日前にもお産で出かけましたよ。
木の温もり、緑の優しさ、建物もお庭の空間もすべて
調和した美を感じます。だから居心地がいいの。。
そして、大野先生、助産師、スタッフの仕事ぶり、心配り
身のこなしすべてがすてきです。
妊婦さんたちお幸せですね。
このご本ほんとに素晴らしいですよ。科学的であると同時に
とてもドラマチックで胸に迫ります。
時にはユーモラスでピュアであります。
聞き手が大野先生だからこその、内容なんですよ〜
早くみなさんに読んでほしいです。
発売が予定よりちょっと遅れそうな気配ですが
気長に待ちましょう!それもまた楽しいです。
ではでは、majimaさんまたいつでも書き込んでくださいね。
ご安産を祈っております。


by masako (2009-09-19 10:06) 

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