雨のち曇り

穂高と青森への出張の隙間をぬって、１件自宅出産にでかけました。
場所は鎌倉の腰越というところで台風の風と雨の中を藤沢から江ノ電に乗り向かいました。
地図を頂いていたのですが、暗くて番地がわからずうろうろ。
こんな時に携帯電話はありがたいです。
（一度携帯を持っていない時深夜の山の中で助産院を探して迷ったことがある）
着いたときはジーンズの裾がずぶぬれ。
アイロンを借りて乾かし、ゆっくりのお産に朝まで仮眠。
翌日は雨がやんでいたのでちょっと海岸までお散歩。

産婦さんは病院勤務の助産師さんで、介助は１０年以上前に湘南鎌倉総合病院の撮影で
出会ったIさんでした。（なんてなつかしい）


Iさんや同僚の助産師さんに見守られ、時間はかかったけれど自分で我が子をしっかりと
受け止めたAさんでした。
深夜、疲れた身体で私を家まで送って下さったMさんに感謝いたします。
今度ゆっくり江ノ島あたりを歩いてみたいと思いました。

そうそう、思い出したことがあり続編を。
夕陽が落ちる頃にまた散歩に出た私は、朝と違う海岸へたどり着きました。
江ノ島や町の灯りが夕闇に浮かび上がってきれいでした。
深い藍色の海をながめ、１歩２歩と波打ち際に引き寄せられたのです。
彼方から打ち寄せてくる波をしばらくじっとながめていました。
頭の中には、ホクレアのことやハワイのこともちょっと浮かんできたり
今、進んでいるお産のことを思ったり。
はっと我に返るとその瞬間、ザブンと足元に波が。。
（油断した）ジーンズの裾がまた濡れてしまった。
戻って、またアイロン貸して下さいとは言えず、、裾を膝まで折り曲げて
お産の撮影。かっこわるかったなあ、ワタシ。