カイウラニさんに聞いてみました [ホクレア号]
今ごろUPするのも何ですが(遅すぎ!)
ホクレア号の次世代ナビゲーターとナイノア氏が期待を寄せる若きカイウラニさんに
横浜入港日の記者会見終了後にちょっとだけインタビューしていたのでした。
周防大島ではなかなかお見かけしなかったのですが、荒木汰久治さんのブログなどに
お名前が出てきていたのでどんな方なのかと気になっていたのです。
カイウラニさんは2007年のミクロネシアと日本への航海に最初から最後まで乗船した
僅か数人のうちの一人です。
全行程とても素晴らしい経験でナイノアが言ったとおり、各寄港地どこも特別な場所
だったと感じています。
私自身は日本と日本人への見方が変わりました。
自分たちと日本人が違うというよりも似ている点、共通点の方が多いなと思い、
どこへ行ってもホクレアが平和の象徴として見てもらえるということを
より強く感じ名誉に思いました。
Q まわりの方たちはカイウラニさんをどんな風に見ているのですか?
私自身ナビゲーションに関してはまだ一生徒で
家族からも友だちからも温かいサポートを受けています。
みんなで学んでいるという感覚で、家族や友だちが支えてくれるのが
自分にとっては学ぶためのいい基盤になっています。
まだまだナビゲーションは学ぶ事が多くて、素晴らしい先輩や仲間と共に
続けてゆきたいと思います。
それが、私たちの師にとっての成功にもなるわけですから。
ナビゲーションは自分の生涯をかけての学びだと思います。
海により出れば出るほど自然を経験する事ができるので
目が見えなくなって、年老いて何もできなくなるまで航海に出てゆきたい。
そして、自分の子どもや次の世代にまでこの知識を伝えてゆきたいです。
Q 女性として大変なこと、また喜びなどを教えて下さい
昔も女性の航海士はいたのか、サタワル島のマウに聞いたことがあるのですが
以前もいたそうです。けれども以前は海は男の領域という価値観があったけど
私たちの若い世代は、海も男女みんなでシェアしてゆくものとなりつつあって
実際、海に出ると分け隔てなくみんな平等できょうだいのようにつき合っています。
ベテランのクルーに教えられることもたくさんあるし
逆に私が熟練者から意見を求められることもあります。
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