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伊勢神宮日記その1 [ガイアシンフォニー]

少し時間が経ちましたが撮影日記を。
12月16、17日と地球交響曲第七番の撮影で伊勢神宮に出かけました。
私は写真を始めた頃に毎日写真塾だったかのバス企画ツアー
伊勢志摩めぐりとかなんとかで参拝した記憶がかすかに残る2度目のお伊勢参りです。
東京駅から新幹線に乗り名古屋駅で近鉄に乗り換えです。
宇治山田駅で下車、レンタカーで皇大神宮(内宮)に向かいます。
到着後すぐに打ち合わせがあり、細かな撮影の手順などが話し合われました。
今回の撮影のメインは、年に2回6月と12月に行なわれる
「月次祭 (つきなみさい) 」という伊勢神宮で最も大切な祭りのひとつで、
このお祭りは夜10時頃から深夜にかけて執り行われるのです。
担当の方と監督、クルーのメンバーの打ち合わせ後、神宮の中のお社や別宮など
お祭りのお祓いや参進の実際のコースを案内していただきました。
天照大御神がまつられる神宮の森の気配はやはり格別です。
この凛とした空気感は威厳のある大木たちのせいでしょうか。
五十鈴川の清流のせいでしょうか。
美しい木漏れ日が、深い樹木の濃緑の枝や柔らかな黄緑色の木の葉や
薄暗い木の幹にぽっと射すさまを目にすると
目には見えないけれど何か存在の気配が感じられます。
苔むした巨木の胴体は、どれだけの年月、雨や風を受けいのちを繋げてきたのでしょう。
時間が止まるかのような不思議な感覚におそわれ
身体と心が一斉に清められるような気がしました。
祭りは暗闇の中、たいまつと提灯の灯りだけで行なわれるとのことで
身体の奥底から武者震いがし、神様の領域でカメラを構えることの
緊張感に包まれました。

DSC_3226c.jpg
初日、神宮を下見の後宇治橋を渡る龍村監督とクルーのメンバー

近くのホテルで身支度をし、夕食をとった後にワゴン車に乗り込み
いよいよ宇治橋前に集合です。
DSC_3231b.jpg
ホテルの部屋で夕陽をながめる
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