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ローリークック in JIROKICHI [ローリークック&WALTZ]

高円寺のJIROKICHIは老舗のライブハウスということで
そのたたずまいは古く、壁や天井にも歴史がしみ込んだ味わいが漂っていました。
入り口で最近バイユーで知り合ったT君
(毎月オキナワに通っているというコアなローリーファン。私は足元にも及びません。
こういうファンが全国に何人もいるそうです)やバイユーの常連さんたちが
開場を待ち構えています。
本当は後ろの席で充分なのですが、なぜか一番前の左テーブル席にT君と。
途中からHさんがお隣に。
真横にマイクスタンドが立っていたのでベースの方がこんなに近くかなと思いきや
驚くなかれ そこはローリーさんの立ち位置でした。
ローリーさんエレキギターをぶら下げての登場です。
いつもただサラリと登場です(笑)そんな飾りのなさがすてきです。
斜め後方にドラムス 岡地曙裕(吾妻光良&スウィンギンバッパーズ、ex ボ・ガンボス)さん
ベースは平安山高広(ノーズウォーターズ)さん
そして向かって右後方にパーカッションの湯川さんというバンド編成。
始まるやいなや、歌もサウンドもすごいパワフルでぞくぞく鳥肌がたちました。
すぐに感じたのが音響の良さ。これはJIROKICHIだからでしょうか。
目の前の空気を伝わる生の声と音そしてマイクから聴こえるそれらがミックスされ
私の耳にはこれまで聴いたライブ演奏で一番、ピカ一のサウンドに聴こえたのです。
とてもクリアーで鮮烈なサウンドでした。
一つ一つの音がしっかりと輝きを放っている感じです。
大きな音が、ある意味激しくて強いメッセージのあるロックンロールが
こんなにも優しく美しく気持ちよく聴こえたのは初めての経験でした。
座った位置もきっとよかったのでしょう。
好きな人の歌をまじかで聴く それは渾身の歌とサウンドです。伝わります。
歌うために生まれてきた 歌を届けるために生きている----
特にエレキギターを弾く姿はあまりにもかっこよくて 息もできないくらいでした。
世界にはビッグなロッカーがたくさんいますが
まぎれもなくローリーさんも絶対にオキナワや日本だけでなく
世界のローリーだと確信しました。
だって、あの演奏、そういってもわかってもらえないかもしれませんが
ほんとにすごかったんです。あきれかえるほどのすごさです。
ドラムスの岡地さんの大いなる魅力もローリーさんをグイグイと引っ張ったのでしょう。
みんなの掛け合いが素晴らしく特に岡地さんの顔芸は見るものを惹き付けてやまない
魔力さえも感じました。怒濤のドラマーというか、この方やはりただ者ではありませんね。
見え方によればもしかしたら壊れる寸前かはたまたすでにどこか別世界に
いってしまったかのようなすごみを感じました。
年輪の積み重なった芳醇さ その人の描く世界は無限です。 
肉体に宿った音楽という目には見えないけれど恐ろしいほどリアルな表現が
口元から、指先から あふれて 人を満たす。
そして、二度と同じ時間はやってこないし あの一瞬がすべて。
ライブの醍醐味です。
エレキギターで聴く「特別な夏」は私にはどこまでも特別で胸に響き
青い海が目の前に広がっていました。
終わりがあるから 悲しくて切ない そんな幸せ。また来年を待ちます。
このメンバーでまたやってほしい また見せて下さい。聴かせて下さい。
惚れ惚れする勇姿を。。
抱えきれないほどの大きな感謝を祈りとともに捧げつつ

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