西村一広さん [ホクレア号]
9日の2時から記者会見が行なわれました。
ホクレア号が日本の海域を安全に航海するための水先案内人として、
伴走船カマヘレ号に乗り込んだのがプロセーラーの西村一広さん。
なかなか公の場ではお見かけしない西村さんでしたが
この日は最前列、キャプテン チャド・パイション氏のお隣に座られ、
日焼けしたそのお顔には安堵の表情がうかがえました。
長かった記者会見の内容は後回しにするとして
終わった後に私は西村さんにちょっとお話を聞いてみました。
*「一番うれしかったことはなんですか?」
「この航海を通じて、僕は今ここにいますが、僕を助けてくれた
他の海の関係者、漁師さんとか練習船(大島丸)の船長さんとか、
海上保安庁の人とかが、ホクレアをサポートするために
一つの輪になって支えてくれた。それが一番うれしかったです」
「普段表に出ない人たちがハワイから来た宝ものをぜったいに傷つけないで
ハワイに返そうという思いで力を出し合った。
30〜40人もの海人たちがみんなで支えてくれたんです」
*「大変だったことは?」
「日本の海は交通量がとても多く、また気象の変化が激しいんです。
ホクレアが安全に航海できるタイミングを決めること、例えば関門海峡を
抜けるタイミングを計るなど難しかったです。プレッシャーでしたよ。
ハワイの宝ものですから(強調されていました)。
本当は、クルーとして乗りたかったんですけど、、、それをやると
水先案内する人がいないから、裏方に回りました。
その方が大切だと思ったから。
どんなに準備しても、海には10パーセントくらいの危険が残るものです。
無事に着いて本当によかったです」
日本の男たち、カッコいいわ。
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